▼ダブルメインイベント MuayThaiOpenフライ級初代王者決定戦 3分5R
○貴・センチャイジム(たかゆき/センチャイムエタイジム/WMC世界スーパーフライ級王者)
判定2-1 ※49-48、48-49、50-49
●勇児(HOSOKAWAジム/WPMF日本フライ級王者)
※貴が初代王座に就く。
これまでNJKF所属として自主興行の『ムエタイオープン』を開催してきたセンチャイムエタイジムだが、8月1日付けでNJKFから独立。そのため独自のタイトルを創設することになった。フライ級の初代王座は貴と勇児が争う。両者は2013年6月に対戦し、この時は試合時間残りわずか4秒で貴がTKO勝ちしている。
1Rから右へ回り込みながらの右ローを狙う勇次。貴は前蹴りで勇児をふっ飛ばす。2Rは貴が勇児を捕まえ、組み倒すシーンが目立った。
3Rになると勇児は回り込むスピードを上げ、右ローと飛び込んでのフックを入れる。貴は右ミドル、右ハイキックで応戦。
4Rは荒れ模様に。勇児が組み付いては投げを繰り出し、貴を腰に乗せての投げで注意を取られる。
動き回る勇児を捕まえようとする貴だが、勇児の変則的な動きを捕らえきれない。
5Rはまるで取っ組み合いのような、さらなる荒れ模様の展開に。左右フックで積極的に攻める勇児だが、貴がヒジと左右ミドルで迎撃。
再戦は大荒れとなり、判定は2-1と割れて貴が初代王座に就いた。
貴はマイクを持つと、「僕はこのムエタイオープンに思い入れがあって、デビュー戦をしたのも、WMCのチャンピオンにもなれました。センチャイ会長がどんな想いで大会を続けてきたか、俺たちがどう戦ってきたかは、このベルトが物語っています」と大会を締めくくった。