▼第7試合 団体交流戦 フライ級 3分3R
○竜太(HOSOKAWAジム)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●山本智実(GANGA GYM)
メインに登場するタイガの弟・竜太はジュニア時代から各団体のタイトルを獲得し、プロ転向後は2戦2勝、イノベーション期待の新鋭として注目を集める。
1R、山本の首相撲に捕まり、劣勢の竜太だったが、左ボディブローをクリーンヒットさせ流れを一気に変える。
2Rには、失速した山本に後ろ蹴り、ボディブロー。3Rには竜太が右ストレートをヒットさせ、首相撲でもヒザを当てて圧倒。判定で竜太が勝利した。
▼第11試合 メインイベント ジム対抗戦 58kg契約 交流戦 3分3R
△タイガ(HOSOKAWAジム/INNOVATIONフェザー級8位)
ドロー 判定1-0 ※29-29、30-29、29-29
△葵拳士郎(マイウェイジム/INNOVATIONスーパーフェザー級10位)
岩手県内で唯一のプロキックボクサー兄弟としてテレビやラジオ番組で紹介され、注目を集めるタイガ(本名:熊谷大河)と竜太(本名:熊谷竜太)の熊谷兄弟が揃って参戦。兄のタイガは現在18歳。強打のパンチを武器とし、2014年の新人王トーナメントでは準優勝を収めた。対する葵は空手仕込みの蹴り技を得意とする22歳。2014年5月の山梨興行以来、腰痛が悪化し長期休養から1年半ぶりの復帰戦となった。イノベーション期待の若手対決を制すのはどちらか。
1R、右ロー、前蹴りと積極的に蹴り技を出す葵に対し、タイガは大振りの左右フックで対抗。右ストレートをクリーンヒットさせ葵を下がらせると左右ミドルで追い込む。タイガがパンチ勝負に出ると、葵もパンチで応戦する。
2R、タイガが右ミドル、左右フック。葵はテンカオを何度もヒットさせていく。食らいながらも圧力をかけ出続けるタイガの前に葵は押され気味。葵は上段後ろ蹴りをヒットさせるが、タイガの前進は止まらない。ここまでのオープンスコアではタイガがリード。
3R、手数の落ちないタイガは左右フックとミドルで前に出る。葵はテンカオ、終盤には右ハイをクリーンヒットさせタイガをぐらつかせる。終了まで激しい打ち合いを見せる両者。パンチをヒットさせる葵が巻き返しを見せ、この一戦はドローに終わった。